マスターが見てきた東日本大震災の現状

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 30キロ圏内である為、放射線を恐れて4/12までまともに重機を操縦する人がこなかった。
 1ヶ月程置き去りにされていた。悲しい事である。
 1キロ、2キロ圏内はどうなっているのだろう?。想像を絶する。
 虫の息で助けを求めている人がいるのでは、と考えると申し訳無い気持ちになった。
 非力で情けない当方、後ろめたい気持ちのまま東京へ戻った。

● 以下6枚の写真は、2011、3/27 福島県いわき市久ノ浜地区の原発30キロ圏内へ、
 当方とSOMEDAYスタッフの竹花君2人で、置き去りにされている人々へ食料を持って
 行った時に、携帯のカメラで撮影した写真です。
 撮影することにためらいは有りましたが、6枚だけ撮らせていただきました。

 ※この3/27にSOMEDAYのお客さんから頂いた義援金を物資に替え、
  お客さんを代表して、久ノ浜へ持ってゆきました。その報告詳細



久ノ浜海岸付近1

久ノ浜海岸付近2

久ノ浜海岸付近3

久ノ浜海岸付近4

久ノ浜海岸付近5

久ノ浜海岸付近6
1階が押し潰された家,無数にこういう家が
有り下に何体か御遺体が居られると思う。
何も出来ないまま帰らざるを得なかった。
合掌の後去った。申し訳御座いません。


松島は小さな島がたくさん有り、その島が防波堤の役目をして、あまり大きな被害は免れた。
只、海岸周辺の売店の1階ほとんどは、津波でめちゃくちゃになっていた。(写真を撮るのを忘れた)
不幸中の幸いかも。  既に遊覧船が就航していた。
● 2011、5/14 宮城県松島町

松島海岸付近1

松島海岸付近2

松島海岸売店3


● 2011、5/14 宮城県東松島 & 野蒜
 松島周辺の以東、東松島、野蒜、石巻、男鹿半島、南三陸、壊滅状態である。ここも集中爆撃の後の様である。

東松島

野蒜


● 2011、5/14、15、16 宮城県石巻市
 ボランティアで土方をしに行った石巻地区。
 ここは原発問題は無い為、いち早く御遺体収容は行われた様だが、広範囲に渡る津波破壊は、想像を絶する。
 ただ、津波の引き津波で海に連れていかれた人達の数はかなり多く、殆んどの御遺体は回収不可能の様だ。
 又、町中に漂う悪臭がひどく、ウジなども結構沸いており、これから夏にかけてハエの大量発生が心配される。
 一刻も早く瓦礫の除去をと思うが、いくら政府や、我々個人個人のボランテイアが頑張っても、ちょっとやそっと
 ではどうしようも無く、想像するに2〜3年かかるのではと思う。
 同じ日本人として、ここまで貧乏くじを引いてしまった方々が不憫である。

石巻駅前でボランティア
の炊き出し風景

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場2

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場3

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場4

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場5

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場6

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場7

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場8

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場9

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場10

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場11

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場12

石巻海岸近郊の集中爆撃
よりも酷い現場13

1階が津波にやられて破壊された
家1

1階が津波にやられて破壊された家2
既に2ヶ月も経っているのに未だ水を
かなり含んでいる畳。蛆が結構
湧いているのにはまいった。

ここもボランティアセンターから
頼まれ、泥出しに行ったガレージ1

ここもボランティアセンターから
頼まれ、泥出しに行ったガレージ2
SOMEDAYの外人のお客さんにあった
場所。近々同志に会いたいものである。


 石巻でのボランティアはここ石巻専修大学グランド仮設テントで受け付け派遣しており、当日飛び込みで行っても
参加できる。
仕事の内容も有る程度指定も出来、保険もセンター側の費用で申し込んでくれる。休みが有り又時間も有り、体力に
自信が有る人は参加して下さい。
 作業に必要な、ショベル、つるはし、長靴、手袋、防塵マスク、等々全ては、ここ石巻の場合はこの石巻専修大学内
の倉庫で、勿論無料で貸し出ししてくれる。すなわち、全て揃っているので手ぶらで行って大丈夫である。

それと、大変重要なことであるが、仕事の内容も、有る程度こちらの要望を聞いてくれ、また土日は初心者向けの作業
をあてがってくれる。

ただ寝る場所と、食事は自前である。長期のボランティア達は、ここ専修大学グランドでテントを張り、自炊して
暮らしている。

※当方行った5/14、15、16は既に市役所周辺などの内陸に有る食堂、例えばすき屋、喫茶食堂などは
再開営業していた。

ただ旅館やホテルは、広範囲に渡って全て、結構早い時期から8月迄、がれき片づけの作業と仮設住宅建設の、
国で雇われた作業員の人々で満室になっていた。、当分は使えないように思う。
余談には余談だが、直接聞いてみた話で、1日15時間位、仮説住宅建設作業をしている人も多くいた。
なぜと尋ねてみたら、言われている予定に間に合わないから、とのことでした。まあ宿泊設備が当分パンク状態で、
これ以上増員出来ない為、日当を倍払うから1日に2日分働いてくれと、政府関係者が頼んでいるのであろう。
テレビやラジオでの報道で見えてこない現状である。

 我々ボランティア族は、これから夏に向けての間は、寝袋で充分に思う。
風呂は、ボランティアセンターで尋ねれば教えてくれる。

     連絡先:0225-23-6012 石巻災害復興支援協議会石巻災害ボランティアセンター
          (全国ループで繋がっているので他の地域のセンターの連絡先もここできける)


 とりあえず、いくら政府(与党も野党も含めくそばか連中全て)が頑張ったとしても、青森から千葉迄の間
(この距離を東京から西に換算すると岡山迄で有る)、果てしなく破壊されており、当方想像するに片付けだけで
2〜3年はかかると思う。
政府の連中も国会で人の事ばかり攻めていないで、スコップを持たせて片付け作業に従事させたいものである。

石巻ボランティアセンターが
有る石巻専修大学グランド

ボランティア参加の人がグランドに
テントを張って泊まり込んでいる。

中には2〜3週間続けている人もいる。
凄い!。頭が下がる。

南魚沼市の
水道局の応援

ピースボートのスタッフが矢張り
泊まり込みで救援に来ている

最後に、東日本大震災でお亡くなりになられた方々の御冥福を、お祈り致します。
又、避難所で辛い生活を余儀無くされておられる方々へ、一刻も早く元に近い生活に戻れます様、祈ります。
from 2011.5.24
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